不在の存在

いま、君は何をしていますか？
退屈ながらにテレビを見て独り言を言って笑っているんだろうな。

僕は君のいない寂しさと、君への愛しさと、自分の惨めさからシトシトと泣いていました。たびたびタバコが吸いたくなって、ベッドと換気扇の間を往復していました。BGMはBONNIE PINK。どうしてこの人はもっと売れないんだろう？大学時代、といってもほとんど行っていないのだけど、一時期BONNIE PINKばっかり聴いていた時期があって、ちょっとあの頃を思い出します。

さっきタバコを買ってきました。少し減らさないといけないな、と思いながら。

君がいないことで、僕の中にある君の存在をとても大きく感じています。いつもなら、夕食の香りでおなかが空いてくるのに、今日はちっとも食べたいと思わない。

でも、そういう日もたまにはいいかな、と思います。お互いの存在を感じることができるなら、たまにはちょっぴり離れるのもいい時間なのかも。

僕は今、生きることがとても困難だけれど、本当は生きることなんてそれほど困難ではなくて、でもそれほど簡単でもないんだろうなぁ。そのバランスを早く取り戻したいと思います。焦りは禁物。けど焦らなすぎても困る。

世の中にはいろんな期限というものが存在するらしく、僕がこうして困難な状態で横たわっているのにも期限があるみたいです。それまでにはどうにか這ってでも進む方法を見つけ出さないといけない。

それに僕には、君を幸せにしたいという希望があります。そして僕も幸せになりたい。それを考えると少し前向きになれそうな気がします。

さて、これからお風呂に入って君の作ったカレーを食べます。いつもごちそうさま。君のための机は片づけておきました。窮屈で不自由だろうけど使ってください。椅子も届いたことだし。

君がこれを読むのはいつになるだろう？そのとき僕は何をしているだろう？いつもありがとうね。カレーは美味しくいただきます。